つまづきの石
シュヴァルは配達中、この石につまづいた。43歳の時だった。 「自然にできたこの彫刻はなんだろう。私はこの自然の魅力を積み重ねる建築家と石工になろう。」 こうして33年もの年月を費やし、理想宮を作り上げることとなった。 すべてのきっかけであるこの石にとらわれてしまった証としてか、理想宮2階の中央に堂々と飾られている。 まるで、この建物全体の生命の血を送り続ける心臓のようだった。