8.アレキサンダー大王
アレキサンダー大王は正式にはアレキサンダー3世といい、マケドニア王国の王子でした。13歳の時からアリストテレスに学び、16歳にして「アリストテレスから学ぶものはもう何もない」と言いきるほどの天才でした。
その後、マケドニア隣国に侵攻していたペルシア国王ダレイオス3世打倒のため立ち上がりました。こうして、紀元前332年、エジプトからペルシアを追放してエジプトを解放し、彼自身エジプトの思想やトトメス3世の業績に出会い、大きな影響を受けたと考えられています。そして、アレキサンドリアを建設し、ナイルの氾濫を調査しました。
ちなみに、「アレキサンドリア」というのは、アレキサンダー大王が建設した街のことをいい、当時は至る所にアレキサンドリアという都市が存在しました。現在残っているのがエジプトのアレキサンドリアのみだというだけです。
彼は、世界征服を目指してインドへ向かいますが、その途中、32歳という若さでマラリアで死んでしまいます。
将軍だったプトレマイオスは、アレキサンダー大王の後継者争いの中、その遺体をもってエジプトへ行き、彼をメンフィス(カイロのあたり)に埋葬して大王の息子フィリップ4世とともに自国宣言をします。こうして彼はプトレマイオス1世として、プトレマイオス朝を築きあげました。彼はエジプト文化を尊重しつつ、ギリシア文化との融合をはかりました。これはアレキサンダー大王の目指していた理想を受け継ぐものであり、エジプト人たちの信頼を得ることにもつながりました。こうして、アレキサンドリアという街は、プトレマイオス朝のファラオたちのもとで、経済的文化的発展を遂げ、地中海世界の中心都市として繁栄してゆくことになるのです。時代的にはギリシャ時代です。
9.クレオパトラ