情報化月間

 毎年10月が「情報化月間」というのをご存じでしょうか?「情報化月間」とは、経済産業省(旧通産省)が、日本における情報化社会の健全な発展を目的に、昭和47年から始めた取組みです。現在は、内閣府、総務省、財務省、文部科学省、国土交通省なども加わり、政府をあげて支援しています。具体的には、情報化月間期間中、様々な行事が開催されます。情報化月間記念式典・情報化促進貢献個人等の表彰、全国高校生・専門学校生プログラミング・コンテスト、その他全国各地で173のセミナー・展示会・講演会が開催されています。

 政府は「情報化月間推進会議」「情報化月間各府省連絡会議」などの協議体も設立していますが、運営の実態は、財団法人日本情報処理開発協会(JIPDEC)が行っています。30回をかぞえる歴史ある政府行事では、個人表彰・企業表彰・情報処理システム表彰の3種類あり、全部で34の個人・企業・システムが受賞しました。
企業表彰の部門では・・・
・「総合金融サービス用顧客情報データベースシステム」(安田火災)
・「インターネット通信販売システム」(和菓子のたねや)
・「すかいらーく調達システム」(すかいらーく)
・「在来線信号設備自動検査システム」(JR東海)   など
個人表彰の部門では、河野 俊二(元東京海上社長)が、日本情報システム・ユーザー協会長として表彰を受けました。

 こうしたさまざまな受賞実績が、IT先進企業として広く世の中にPRしていく広報媒体として重要な時代が訪れています。ただ、政府がe−Japan 戦略を発表し、2005年にIT先進国となることを目標に政策を展開しているにもかかわらず、「情報化月間」は新聞記事になりませんでした。政府の広報活動が少なかったのか、マスコミの関心が低いのか。今は政府主催の表彰制度よりも、マスコミ主催の表彰制度の方が広報効果が高いのが実態のようです。