FOMAとは?

 FOMAが「次世代携帯」だというのはいろんなところで耳や目にしていると思います。では、次世代携帯って?というと「iモードのバージョンアップ」くらいにしか思っていない人が多いのではないでしょうか?これは、広い意味では間違っていないと思いますが、ポイントがずれています。FOMAとは、"Freedom Of Mobile Multimedia Access"の略です。ドコモが世界で初めて試験サービスを開始した次世代携帯電話サービスの名称で、第1世代「アナログ」、第2世代「デジタル」(現在の携帯電話)、そして第3世代「IMT−2000」と位置づけられる国際標準規格、それが「FOMA」というわけです。次世代と言われる由縁は、回線速度が速いこと=384Kbps(現行9.6Kbpsの40倍)。モバイルPCの高速インターネット接続と、携帯電話からの動画利用が期待されています。6月から23区内で試験サービスを開始、10月には16号線内で本格サービスを開始し、2004年までに全国エリアをカバー予定です。

  携帯電話国内シェア60%、収益5兆円、時価総額21兆円モンスター企業であるドコモですが、現行は日本独自規格を使用しており国際的には孤立してしまっています。そこで国際標準規格を採用したFOMAの国内での成功をバネに、FOMAでの世界進出、覇権を目論んでいるわけです。そのために、ドコモはFOMAに1兆円を投資し、国内企業ユーザーにFOMA事業の牽引役を期待しているのです。「FOMAは企業ユーザーのために作った」とドコモ立川社長は言っています。現に、携帯端末は個人に普及したため、企業に広がりませんでした。個人と企業の比率には、85:15という偏りがみられます。そこで、FOMAでは逆に、企業→個人への普及を戦略としているのです。試験サービスでも企業にさかんにアプローチしているようです。

 では、ユーザー企業はFOMAで何を狙うのでしょうか。現在、企業各社はモニター中で、方法論を模索しているところです。企業ユーザーにとっての本命は「モバイルPCの高速インターネット接続」であり、今年は「FOMAで何かやれば必ず新聞記事になる」状態です。

【携帯電話普及率】
フィンランド。普及率はなんと80%。「ムーミンとシベリウスの国」が、今や、「LINUXと携帯電話の国」になりました。
日本は53%で7位。

【携帯電話は家庭の金食い虫か?】
「携帯電話は家計支出のわずか3%に過ぎない」(ドコモ立川社長)とのこと。ただ、生活スタイルは「生活必需品」でありながら、余剰資金(つまり、お小遣い)で通信を行っている人がほとんどではないでしょうか。通信費が全体的にコストダウンして、もしくは固定費となれば個人ユーザーの負担感なく、俗に言うデジタルデバイドも目立たなくなるかもしれませんね。