メルマガとは?

メールマガジン、「メルマガ」は英語っぽいですが、実は和製英語のため、米国では通用しません。英語では、「e-mail newsletter」と言います。メルマガといえば、「西のまぐまぐ」「東のメルマ!」が、発行サイトとしては有名です。最近はやっぱりらいおんはーとでしょうね。また、企業が独自にメルマガを発行するケースが増えて来ました。これはマーケティングツールとして、待ち受け型のWEBよりも、お届け型のメールの方が効果的であると、認識されるようになったためです。また、Eメールは、「売りつけられるのでは?」「しつこくつきまとわれるのでは?」という不安を煽り、心理的ハードルを下げる効果があります。(この悪い例として代表的なのが、出会い系サイトの携帯メールでしょう)。このような、Eメールを利用した「Eメール・マーケティング」が既に1年前から脚光を浴びています。ここにEメールを利用する目的は、「潜在顧客の開拓」と「成約促進」です。

 例えば、Eメール・マーケティングを支える技術のひとつとして、クリックカウントがあります。配信先にユニークなURLを送ることにより、匿名のWEB上でも、個人を特定することが可能になるという仕組みです。企業にとってみれば、顧客行動分析ツールとして利用でき、そのためには、メールアドレスを集めることが大きな課題になります。

 次にメールアドレスの収集方法ですが、潜在顧客のメールアドレス収集方法として、例えばオプトインメールがあります。オプトインメールとは会員制のメール配信サービスです。あらかじめ、自分が関心のある分野(例えば金融、スポーツなど)を登録しておくと、関心に応じたテーマのメールが、送られてきます。通常、メールにはクリックカウントが設定してあり、企業のサイトに誘導され、そこでプレゼント等のインセンティブで、メールアドレスを登録させることができるわけです。企業の立場から見ると、アプローチしたい顧客に絞って、メールを配信できるため、顧客からのレスポンスが、ダイレクトメールよりも高いのが特徴です。ダイレクトメールは、一通80円で、5%以上のレスポンスがあれば大成功と言われるのに対して、オプトインメールは、一通15円で、最大25%という驚異のレスポンスが得られます。

 Eメール・マーケティングの成功例として、オートバイテルの例があります。成約促進にEメールを利用し、自動車成約率28%を達成しています。こうした成功例はいくつか出てきています。成功する秘訣として一般的に言われているのは、「返信はすぐ送る」「お客様ひとりひとりに宛てたパーソナルな文章を一行入れる」ということで、ビジネスとしては当然の手法です。こうした「あたりまえ」のマーケティングを、ローコスト、ローワークで実施できる点がEメールマーケティングの特徴と言えます。

 しかし、課題もあります。読みたくもないメールが大量に送られてきて、開かずにどんどん削除する人も多いと思います。こうしたゴミメールの中で如何にユーザーの興味をひくかが知恵の絞りどころです。オプトインメールもその答えのひとつでしょう。ブロードバンド時代が到来する今年以降、Eメールで動画を配信する企業も現れてくるでしょう。

【伝説のメルマガ】
 1万4千人が感動した「伝説のメルマガ」があります。ソニー銀行の十時裕樹(とときひろき)さんが、昨年から開業まで発行した「はじめての銀行のつくりかた」 がそれです。
 特に宣伝もせず半ばプライベートに始めたメルマガが、口コミからマスコミに取り上げられて広がり、ソニー銀行の話題づくり、顧客づくり、ブランドづくりに多いに貢献しました。メルマガは終了しましたが、今は本で読むことができます。軽快なテンポで、気軽に読める。しかし、その向こう、天才たちのやりとりと、決して諦めない強い意志が見れて面白い。
 なにより十時さん、入社14年目の偉業。すごいなぁ、と思っていたら読み終えていました。

「ぼくたちは、銀行を作った。」
集英社インターナショナル
¥945−

【キリン FIRE】
 TVや看板にURLを告知している会社がありますが、そのほとんどは失敗しています。理由は、端末がすぐそばにないことに尽きます。そんな中、キリンは別の方法で、メールアドレス収集に成功しました。方法は単純、缶コーヒーのシールをはがすとキャンペーンWEBサイトのURLが出ているだけです。職場や家庭のPC横になんなく入りこめる缶コーヒー、わずか2ヶ月で数百万のメールアドレスを集め、キャンペーンサイトへのアクセスは、ヤフーについで2位の視聴率だったようです。